どうも、デイトレーダーのれんじです。
この記事では、「FXのダブルトップ」について解説していきます。
FXのダブルトップについて、「ダブルトップの形が出たり、ネックラインを割ってきたら転換なんでしょ?」と思っていませんか?
結論からいうと、ダブルトップ形やネックラインを割ってきたというのは、転換の予兆の1つでしかありません。
つまり、ダブルトップの形やネックラインを割ってきたというだけでは、転換と判断するための根拠としては弱すぎるということです。
この記事では、FXのダブルトップの本当の使い方を知り、だましを回避する方法について詳しく解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事では主にダブルトップについて解説していきますが、向きが反対なだけでダブルボトムも考え方は同じなので、ぜひ参考にしてみてください。
FXのダブルトップとは?
FXのダブルトップとは、上記のチャートのように高値が同じところで止められて、2つの山を作っているようなチャートの状態のことをいいます。
一般的には、ダブルトップが出ると下降への転換のサインと言われていますね。
1つ前につけた高値を更新できずに、同じくらいの位置で高値をつけて下がっていることから、これ以上高値を更新していく力がないと考えられるからです。
しかし、ダブルトップだけで下降への転換と判断するには、根拠として弱すぎるんですね。
ダブルトップは、あくまで下降への転換の予兆の1つでしかありません。
FXのダブルトップのだましを回避する方法
FXのダブルトップのだましを回避する方法は、ダブルトップを転換の予兆の1つとして考えることです。
あなたは、ダブルトップの形やネックラインを割ってきたかどうかだけで、既に下降に転換したと判断していませんか?
確かに、ダブルトップをつけたりネックラインを割ってきたりすると、下降に転換する可能性は高くなってきます。
しかし、それらだけではまだ転換と判断するには根拠が弱いんですね。
トレンド転換というのは徐々に転換の予兆を出してきます。
つまり、その予兆(転換と判断するための根拠)を1つ1つ確認していき、ほぼほぼ転換で間違いないと判断できるところまで待つ必要があるんですね。
例えば、以下のような流れです。
上昇トレンドから下降トレンドへの転換の場合
- トレンドの波形が3回以上描かれている
- 高値の更新幅が狭くなってきた
- 高値が更新されず、ダブルトップを形成した
- トレンドラインを割ってきた※1
- ネックラインを割ってきた
- 最後につけた押し安値を割ってきた※2
- 最後につけた押し安値のラインで戻しが止められた※3
- 最後につけた押し安値のラインから下がり始めた
※1...ネックラインを割ってこない場合、レンジを挟んでトレンドが継続する可能性がある
※2...最後につけた押し安値のラインが本当の転換ポイント
※3...レジスタンスとして機能していることを確認
これはあくまで1つの例ですが、トレンドが転換したと判断するためには、これだけの根拠が必要ということを覚えておいてください。
これだけ確認でしても100%ということはないのに、「ダブルトップが出たから」「ネックラインを割ってきた」という理由だけで転換を判断しようなんて正直考えが甘いです。
【まとめ】FXのダブルトップは転換の予兆でしかない
ここまで「FXのダブルトップ」について解説してきました。
FXのダブルトップのだましを回避できない原因は、ダブルトップの形やネックラインを割ってきたかどうかだけで、転換と判断してしまっていることです。
FXのダブルトップの回避法としては、ダブルトップを転換の予兆の1つとして考えることだとお伝えしました。
また、買いと売りの勢力が逆転して、本当にトレンドが換するポイントというのは、ネックラインではなく最後につけた押し安値のラインだということも大事なポイントですね。
上昇トレンドから下降トレンドへの転換の場合
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ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
デイトレーダー れんじ