どうも、デイトレーダーのれんじです。
この記事では、増え続ける老後貧乏予備軍についてお伝えしていきます。
老後貧乏予備軍と聞いてもあまりピンときませんよね。
平成30年現在、生活保護水準以下の収入で生活している高齢者いわゆる「老後破産」状態の人が増えていることが社会問題となり、メディアなどでも頻繁に取り上げられています。
そして、将来「老後破産」状態になってしまう可能性の高い「老後貧乏予備軍」も増えつつあります。
この記事を読んでいるあなたも、もしかしたら「老後貧乏予備軍」かもしれません。
老後貧乏予備軍に共通する8つの特徴と3つの対策を詳しくお伝えしていくので、自分の状況と当てはめながら読んでみてください。
老後貧乏予備軍とは?予備軍が増え続ける理由
老後貧乏予備軍とは、「老後に貧困生活に陥る可能性のある30〜50代」のことを指します。
老後のためにお金を貯めておける30~50代という年齢で、貯蓄が少なかったり、年金制度や社会の仕組みについて無知だと、定年を向かえた途端に貧乏生活が始まってしまう可能性があります。
厚生労働省が平成28年度に調査した厚生年金保険・国民年金事業の概況 によると、実際に受け取っている年金の平均月額は、厚生年金が14万5千円、国民年金は5万5千円となっています。
厚生年金の金額でもぎりぎりの生活になりますが、国民年金の場合は年金だけで生活していくことは困難でしょう。
ではなぜ、老後貧乏予備軍といわれる人たちが増え続けているのか、その理由についてみていきます。
老後貧乏予備軍が増え続ける理由とは?
老後貧乏予備軍が年々増え続けている理由には次のようなものがあります。
- 子どもを中学校から大学まで私立に入れている
- 自分が定年するときに子どもが成人を迎えていない
- 50代後半で教育費のピーク(大学費用など)がある
- 子どもが大学に入るときに、教育ローンや奨学金を借りている
- 住宅ローンが高額なため、定年を迎えるときにまだ半分以上のローンが残っている
- 計画的に貯蓄ができていない
少子高齢化や晩婚化などによって、定年間際や定年を過ぎてもローンの返済などをしなければならない人が増えています。
このような人は老後に向けてお金を貯める余裕がなかったり、退職金や貯金の使い道が限られてしまうというのが現状です。
老後は、医療費や介護費、子供や孫たちとの付き合いなど、出費がかさみます。
年金だけを頼りにしていると、その日食べるのにも困るような老後破産状態にあっと言う間になってしまうんです。
老後貧乏予備軍に共通する8つの特徴
老後貧乏予備軍に共通する特徴は、以下の8つです。
- カード払いが当たり前になり、収入と支出が把握できていない
- 限定品や流行物をつい購入してしまう
- 使途不明金が多い
- 給与明細の控除額などを気にしていない
- 資産運用は100万円以上の資金がないとできないと思っている
- 学ぶ意欲が低く、何事も先伸ばしにしがち
- まとまった貯金があることに安心している
- 早期リタイアを検討している
この特徴に1つでも当てはまったら、あなたは老後貧乏予備軍の可能性大です!
では、1つずつみていきましょう。
老後貧乏予備軍に共通する特徴1.
カード払いが当たり前になり、収入と支出が把握できていない
老後貧乏予備軍に共通する特徴の1つ目は、カード払いが当たり前になり、収入と支出が把握できていないことです。
手元に現金がなくても商品を購入できてしまうクレジットカードは便利ですよね。
しかしクレジットカード払いが当たり前になってしまうと、収入と支出の把握ができなくなります。
クレジットカードの支払いは、引き落とし日が翌月や翌々月などにずれて口座から引き落とされるため、収支管理が複雑になります。
そのために、きちんと管理ができていないと、すぐに収支の把握ができなくなってしまうんですね。
更に、分割払いやリボ払いは金利が発生するため、利用した以上の金額を支払うことになります。
また、一括払い以上に収支の把握が難しくなるだけでなく、1度に払う金額が少なくてすむために財布の紐が緩くなってしまう原因にもなるんですね。
クレジットカードを利用するときは、なるべく分割払いやリボ払いは避けて、明細書を確認し管理していくことが大切です。
老後貧乏予備軍に共通する特徴2.
限定品や流行物をつい購入してしまう
老後貧乏予備軍に共通する特徴の2つ目は、限定品や流行物をつい購入してしまうことです。
「今だけ3割引!」「この柄のスカートが今年の流行です」など、限定品や流行物があるとついつい買ってしまいますよね。
でも、限定品や流行物で購入したもので、本当に欲しかったものって少なくありませんか?
僕もつい買ってしまうんですが、買えたことに満足して全く使わなかった......ということも結構あります。
以前から欲しいと思っていたもの・必要なものであれば買うべきですが、「安いから」「今だから」と買ってしまうのは、結局無駄な出費にしかなりません。
「良いものを長く使っていく」ことこそ、お金が貯まる近道と言えます。
老後貧乏予備軍に共通する特徴3.
使途不明金が多い
老後貧乏予備軍に共通する特徴の3つ目は、使途不明金が多いことです。
自分のお給料やお小遣いの使い道を把握していない人は要注意ですね。
僕は以前、給料を何に使っているのか全く把握していなかったので、給料日前になると「気付けばお金がなくなっている......」という状態でした。
そこで、毎日何にいくら支払ったのかを書き出してみたところ、思っていた以上に無駄にお金を使っていたことが分かったんですね。
毎日コンビニに行っては、買う予定ではなかったお菓子や飲み物を買ったり、「面倒くさいから」と銀行ではなくコンビニのATMでお金をおろしその都度手数料を払っていたり......。
1回の金額は少なくても、それが積もると結構な金額になりますよね。
老後は収入が減るだけではなく、医療費や介護費などさまざまな出費がかさむため、日頃からきちんとお金を管理していかなければすぐになくなってしまいます。
まずは、自分が何にいくら使っているのかを把握するところから始めていきましょう。
老後貧乏予備軍に共通する特徴4.
給与明細の控除額などを気にしていない
老後貧乏予備軍に共通する特徴の4つ目は、給与明細の控除額などを気にしていないことです。
毎月渡されている給与明細の内容を確認していますか?
手取りの支給額だけでなく、どのような項目で控除され、いくら引かれているのかをしっかりと把握していくことが大切なんですね。
実際にどのくらいのお金が控除されているのかを確認することは、お金との付き合い方を見直す第一歩になります。
老後貧乏予備軍に共通する特徴5.
資産運用は100万円以上の資金がないとできないと思っている
老後貧乏予備軍に共通する特徴の5つ目は、資産運用は100万円以上の資金がないとできないと思っていることです。
「株式投資は資金100万円を確保することが有利に運用していくための第一歩」なんて言われたりもしていますが、100万円なければ株式投資ができないわけではありません。
株式投資だけに限らず、3万円や5万円といった少額から始められる資産運用はいくつもあります。
例えば、
- 個人向け国債
- 積立投資信託
- 株式投資
- FX
などがあります。
こうした少額から始められる資産運用は、短期間で大きなリターンを得るのは難しいですが、投資に慣れるためのスタートとしてオススメです。
まずは少額投資で投資に慣れ、そこから大きなリターンを出せる投資方法に変更していくという流れで資産運用を始めていくと老後資金を上手に増やしていくことができます。
老後貧乏予備軍に共通する特徴6.
学ぶ意欲が低く、何事も先延ばしにしがち
老後貧乏予備軍に共通する特徴の6つ目は、学ぶ意欲が低く、何事も先延ばしにしがちなことです。
お金を貯めたり増やしていくに知識が必要ですね。
お金について勉強することはたくさんありますが、「何から始めようか」と考えている間に時間ばかりが経ってしまうことも少なくありません。
考えているだけで行動しないと、お金が貯まらないままあっという間に定年を向かえてしまいますよね。
老後破産をしないためにも、お金について積極的に学び、実践していくことが大切です。
老後貧乏予備軍に共通する特徴7.
まとまった貯金があることに安心している
老後貧乏予備軍に共通する特徴の7つ目は、まとまった貯金があることに安心していることです。
老後資金を貯める方法として、もっとも多いのが貯金ですね。
しかし、堅実に貯金をしているからといって安心することはできません。
銀行にお金を預けても、金利は微々たる程度です。
その上、突発的に大きな出費が発生してしまうと、たくさんあったはずの貯金もあっという間になくなってしまいますよね。
資産を貯金だけに頼らず、一部を運用するなど分散させて管理をしていくことが、長い老後生活を送っていくために必要な考え方と言えるでしょう。
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老後貧乏予備軍に共通する特徴8.
早期リタイアを検討している
老後貧乏予備軍に共通する特徴の最後は早期リタイアを検討していることです。
仕事を定年前にリタイアし、悠々自適な老後の生活を送ろうと考えている人は危ないかもしれません。
これから介護保険、高額医療費の自己負担、消費増税など高齢者の生活を苦しめる法改正が続くことが予想されます。
それに加えて、年金受給年齢が70歳などに引き上げられてしまうと、生活は更に苦しくなるでしょう。
そのような状況の中で無収入の状態だと、思わぬ出費が発生した途端に行き詰ってしまいますよね。
仕事量は減らしても、少しでも収入が得られる程度働くことが望ましいといえます。
老後貧乏予備軍にならないための3つの対策
老後貧乏予備軍にならないための対策を3つ紹介します。
- 現在の生活を見直す
- 金融リテラシーについて正しい知識を身につける
- 資産運用について学ぶ
老後にお金がないという現実は、想像以上に過酷なものです。
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老後貧乏予備軍にならないように、今からしっかりと対策をしていきましょう。
老後貧乏予備軍にならないための対策1.
現在の生活を見直す
老後貧乏予備軍にならないための3つの対策、1つ目は現在の生活を見直すことです。
現在の生活費の内訳を把握し節約していくことが、最も良い対策になるでしょう。
固定費なども見直してみると、実は削れることが多くあります。
また、生活費の内訳が細かく分かれば、自分が60歳になったときに貯金がどれくらいになるのかをある程度把握することもできますね。
まずは、現状を把握することから始めてみましょう。
老後貧乏予備軍にならないための対策2.
金融リテラシーについて正しい知識を身につける
老後貧乏予備軍にならないための3つの対策、2つ目は金融リテラシーについて正しい知識を身につけることです。
金融庁は2016年初の大規模な「金融リテラシー」に関する調査を行いました。
金融リテラシーとは?
お金やお金の流れに関する知識や情報を正しく理解して、自分で判断することのできる能力のことです。一人ひとりが経済的に自立し、より良い暮らしを送っていく上で欠かせない生活スキルです。
その中で、50 代の老後への準備状況をみてみると、老後の生活費の必要額を認識していない人が約5割、資金計画を立てていない人が6割となっています。
また、年金の受取金額を認識していない人も6割と、約半数以上の人が間近に迫る老後のための準備が十分にできていない状態であることがわかりました。
このように現在の自分の金銭的な状況をきちんと認識していない人は、金融リテラシーが低いということになります。
お金に関して無知でいると、先々の計画が立てられないため老後破産へと繋がっていきます。
金融リテラシーは学校では教えてくれないので、自分で学んでいかなくてはなりません。
金融リテラシーとは?金融リテラシーを身につける3つの方法で詳しく解説しているので、この機会に正しい知識を身につけていきましょう。
老後貧乏予備軍にならないための対策3.
資産運用について学ぶ
老後貧乏予備軍にならないための3つの対策、3つ目は資産運用について学ぶことです。
貯金がいくらあっても、年金生活になれば収入がないので、貯金をただ減らしていくことになりますね。
もし事故などで大金を支払わなければならなくなったときに、その貯金の大半がなくなってしまうでしょう。
そうならないために、貯金の一部を運用していて増やしていくことを考えていくことが重要なんですね。
資産を運用することに抵抗があるかもしれませんが、きちんと学んで正しい知識をつければリスクは最小限に抑えられます。
老後になってから始めるのではなく、定年を向かえる前の安定した収入があるうちに少額から始めていきましょう。
3万円や5万円といった少額からでも始められる資産運用には、
- 個人向け国債
- 積立投資信託
- 株式投資
- FX
- 外貨建て個人年金
などがあります。
僕は、FXで10万円の資金でも月に20万円以上の利益を出しています。
資金10万円で月に20万円以上の利益を出した詳細は【全10回】デイトレーダー養成講座『TCM』の中で紹介しているので、合わせて読んでみてください。
少ない資金でも上手く運用していけば、きちんと利益を出すことができるんです。
資産運用について今からしっかりと学んでいくことで、安心した老後を向かえることができるでしょう。
【まとめ】老後貧乏予備軍を回避して老後のための資産運用を!
老後貧乏予備軍になりそうな問題を回避して、老後のための資産運用をしていきましょう。
「もしかして老後貧乏予備軍?」と感じたら、早めに対策をしていくことが大切です。
老後貧乏予備軍の場合、日々の生活にかかるお金で余裕がないかもしれませんが、この記事でご紹介した老後貧乏予備軍にならないための3つの対策を行って少しずつ余剰資金を作っていきましょう。
また、僕のようにデイトレードなどで、少額から資産運用を始めてみるのもいいですね。
資産運用の正しい知識を身につけて実践していけば、リスクを最小限に抑えてきちんと利益を出すことができます。
プロフィールでもお伝えしていますが、僕はデイトレードに出会わなければ確実に老後貧乏予備軍になっていました。
「老後が不安」と思った今が、資産運用の始めどきです。
お金の心配をすることなく老後生活を送っていくために、現状としっかりと向きあい対策を取っていくことが必要ではないでしょうか。
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
デイトレーダー れんじ