FX基礎知識

FXの手法はとってもシンプル!たった2つの手法とその学び方を公開

2017/03/15

チャートを指でなぞっている画像

どうも、デイトレーダーのれんじです。

この記事では「たった2つのFX手法とその学び方」についてお伝えしていきます。

 

FXで手法というと、

  • 「たくさんありすぎて、どの手法がいいのかわからない」
  • 「勝率が高いって言われた手法を使ったけど、全然勝てない」
  • 「インディゲーターを使った手法は複雑だし、ダマシばかりで使えない」

などなど、巷に出回っているFXの手法というのはとてもたくさんあって、どれを使っていいのか混乱してしまいますよね。

 

でも、本当はそんなことで悩む必要は全くありません。

FXの手法というのは、突き詰めていくと「順張り」と「逆張り」のたったの2つだけなんです。

 

細かく見れば2つ以上になりますが、それでいいんです。

大事なのは、できるだけ「単純化」してシンプルに考えることですからね。

 

今回の記事では、たった2つのFX手法とFX手法の効果を最大限発揮するための学び方についてお伝えしていくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事を読み終える頃には、FXの手法に対する考え方が変わっているはずですよ。

 

 

FXの手法とは?

FXの手法とは、作ろうとしたり探したりするものではなく自然とできるものです。

相場が動く原理原則に合わせたトレードをすれば、それが結果として手法になるからですね。

 

たとえば、ダウントレンドからアップトレンドへのトレンド転換のタイミングを狙ってロングでエントリーするとします。

下降から上昇へのトレンド転換は、買い側が売り側の力を上回って逆転したと判断できるポイント(根拠)を数カ所確認後にロングでエントリーしていきます。

 

  1. 安値の更新幅が狭くなってきた(根拠1)
  2. ダウントレンドの波形を3〜5回以上描いている(根拠2)
  3. トレンドラインを上に突破してきた(根拠3)
  4. 直近高値を更新してきた(根拠4)
  5. 直近高値のブレイクポイントで買い支えられ、再度上昇し始めた(根拠5)

といったように、ダウントレンドが終わる予兆からアップトレンドへ転換したとほぼほぼ判断できるところまで、根拠を1つずつ確認していくイメージです。

 

今回の例は、「トレンドは続けは続くほど力が弱くなる」という相場の原理原則に合わせて、トレンドが転換したとほぼほぼ判断できるところまで根拠を重ねていった後のロングでのエントリーです。

 

つまり、これが結果として「順張り」になるわけですね。

 

また、単純に方向転換したトレンドの方向にエントリーしたというだけでなく、「トレンドは形成直後が一番勢いが強い」という相場の原理原則にも合わせた、とても優位性の高いポイントでのエントリーでもあります。

 

このようにFXの手法というのは、作ろうとしたり探したりしなくても、相場が動く原理原則に合わせたトレードをすれば、それが自然と手法になっていくということです。

今回説明したトレンド転換のパターンはあくまで1つの例です。トレンド転換にはこの他にもいくつもパターンがあります。大事なのはどこで買い側と売り側の力が逆転したと確認できるかということです。

 

 

FXの手法は「順張り」と「逆張り」の2つしかない

冒頭でもお伝えした通り、FXの手法には「順張り」と「逆張り」しかありません。

多くの人は2つどころではない数の手法を検証してきていると思いますが、FXは情報を入れすぎて複雑にすればするほど本質を見失ってしまいます。

 

ここでは、たった2つしかないFX手法「順張り」と「逆張り」を具体的な例を用いてわかりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

たった2つのFX手法1.
「順張り」

順張りとは、発生しているトレンドに乗ってトレンド方向にエントリーしていく手法です。

トレンドフォローとも言いますね。

 

順張りというのは、トレンドの流れに乗ってエントリーするわけですから基本的には勝率は高いです。

しかし、全体の相場環境を把握していなければ、いくらトレンドに乗ってエントリーしても勝つことは難しいんですね。

 

たとえば、15分足で綺麗にアップトレンドを形成していても、日足や4時間足などの長期足の方向性と一致していなければ、勝率はガクッと下がってしまいます。

 

なので、当然エントリーする時間足と上位足の方向性が違えばエントリーは見送らなければいけません。

順張りで大事なのは、エントリーする時間足の方向性だけを見るのではなく、必ずエントリーする時間足より上の時間足の方向性も把握しておくことです。

 

これも「長期足は短期足を常に支配している(短期足は長期足に逆らえない)」という相場の原理原則に合わせたトレードですね。

 

では、ここから順張りに最適なエントリーポイントの具体例を紹介していきます。

 

 

順張りパターン1.
日足がダウントレンドという環境下で、短期足で下方向へのレンジブレイクの2発目を狙う場合

日足ダウントレンド

 

 

15分足レンジ相場から下方向へブレイクアウト。そして、ブレイクアウトの2発目を狙うポイント。

 

レンジ相場のチャート画面
レンジ相場をチャンスに変える”たった1つ”の方法

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順張りパターン2.
日足がダウントレンドという環境下で、短期足ダウントレンドの戻り売りを狙う場合

 

 

5分足ダウントレンドで、戻り売りを狙うポイント。

 

これらはどちらも長期足の方向に合わせた、とても優位性のある局面での順張りエントリーポイントです。
(チャート画面の青いマーカー箇所がエントリーポイント)

 

とてもシンプルですよね。

それでいて勝率も高い。

 

全然複雑なことをしたりしなくても、ただ長期足の流れに逆らわないトレードをすればいいだけなんです。

 

 

たった2つのFX手法2.
「逆張り」

逆張りとは、基本的に相場の流れに逆らってエントリーする手法です。

成功すれば取れる値幅は大きくなりますが、その分リスクも高いですよね。

 

まさにハイリスクハイリターンです。

しかし、基本的な考え方は順張りと同じなんですね。

 

つまり、長期足と同じ方向にエントリーするという基本は、逆張りであっても変わらないということです。

 

具体的に言うと、相場の流れに逆らうというのは、あくまでエントリーする時間足での話であって、エントリーする方向は上位足と同じ方向だということなんですね。

逆張りで勝てない人というのは、長期足の方向性を無視してエントリーする時間足しか見ずに逆張りをしています。

 

たとえば、エントリーする時間足も上位足も上方向にトレンドが出ているのに、下方向にエントリーすれば当然勝率はガクンと下がります。

もちろん、こういった局面でのエントリーは見送ってくださいね。

 

では、ここから逆張りに最適なエントリーポイントの具体例を紹介していきます。

 

 

逆張りパターン1.
日足がアップトレンドという環境下で、短期足のレンジ相場でサポートラインへタッチしたところを狙う場合

日足アップトレンド 

 

 

15分足レンジ相場で、サポートラインへタッチしたところを逆張りで狙うポイント。

 

レンジ相場のチャート画面
レンジ相場をチャンスに変える”たった1つ”の方法

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逆張りパターン2.
日足がアップトレンドという環境下で、短期足の往って来い相場でV字反転を狙う場合

 

 

5分足往って来い相場で、V字反転を逆張りで狙うポイント。

 

まず、「順張りパターン1」は、短期足(ここでは15分足)のレンジ相場でサポートラインへのタッチしたところを狙った逆張りです。
(エントリーポイントは黄色い◯で囲んだところです)

 

これは日足が明確なアップトレンドという相場環境なので、エントリーする方向はもちろん上方向ですよね。

そして、短期足(ここでは15分足)がレンジ相場で、サポートラインに向かって下がっているという局面です。

 

つまり、エントリーする時間足(ここでは15分足)において、上方向にエントリーすることは相場の流れに逆らっていますが、上位足(ここでは日足)の相場の流れには逆らっていないので、エントリーする時間足しか見てないときに比べて勝率はグンッと上がります。

 

また、ここで大事なのはサポートラインまでしっかり引き付けてエントリーするということです。

そうすることによって、損切り幅をできるだけ狭くすることができますからね。
(損切りポイントはサポートラインの少し下です)

 

次に、「逆張りパターン2」は、短期足(ここでは5分足)で往って来い相場のV字反転を狙った逆張りです。
(エントリーポイントは黄色い◯で囲んだところです)

 

往って来い(いってこい)

相場がある水準まで上がった後に、もとの水準まで下がること。
あるいは逆に、相場がある水準まで下がった後に、もとの水準まで上がること。

引用元:野村証券|往って来い(証券用語解説集)

 

チャート画面のように、急激に下がった場合というのは、V字反転で元の位置まで戻って来る確率が非とても高いんですね。
(逆に急激に上がった場合も同じです)

その理由は、急激に下がったときに買いポジションを持っていた人の気持ちを考えれば分かります。

 

もし、あなたが同じ立場ならこの場面でどう思うでしょうか。

単純にビックリしますよね?笑

 

そして、怖くなって買いポジションを手放す(決済する)。

ここで、他の同じような立場の人たちが一斉に買いポジションを手放すため、相場は更に下がります。

 

しかし、下がりきって一旦落ち着くと、ここで一気に買いが入って来るんですね。

なぜなら、上位足(ここでは日足)が明確なアップトレンドなので、エントリー方向が上目線であることに変わりはないからです。

 

買いを狙うなら、できるだけ下がったところで買いたいというのはみんな一緒ですからね。

これが相場の裏側にある大衆心理を考えるということです。

 

当然、このパターンを狙うときもエントリーする方向が上位足と同じ方向であるというポイントは変わりません。

逆張りも順張り同様に、複雑に考えず長期足の流れに逆らわないトレードをすればいいだけなんです。

 

 

FX手法の効果を最大限発揮するための学び方

FX手法の効果を最大限発揮するためには、何よりも最初に相場が動く原理原則を学んで理解することです。

 

相場が動く原理原則を理解していなければ、ここまでお伝えしてきた2つのFX手法「順張り」と「逆張り」が使いこなせないからですね。

もちろんその他のインディケーターやツールを使った手法も同様ですね。

 

手法は手段でしかありません。

相場の本質はあくまで相場が動く原理原則ということを絶対に忘れないでください。

 

  1. 「トレンドは続けば続くほど力が弱くなる」
  2. 「トレンドは形成直後が一番勢いが強い」
  3. 「長期足は常に短期足を支配している(短期足は長期足に逆らえない)」

といった3つの相場が動く原理原則をここまでお伝えしてきました。

 

これで全てではありませんが、相場が動く原理原則の理解なくして手法の効果を最大限発揮することは不可能です。

もっと具体的な学び方については、【全10回】デイトレーダー養成講座『TCM』の中で紹介しているので、ぜひ参加してみてください。

 

 

【FX手法まとめ】手法は結果としてついてくるもの

ここまで、2つのFX手法「順張り」と「逆張り」についてお伝えしてきました。

FXの手法を使いこなせない原因は、相場が動く原理原則を理解していないからですね。

 

FX手法を使いこなし、効果を最大限発揮するためには何よりも最初に相場が動く原理原則を学び理解することです。

 

  1. 「トレンドは続けは続くほど力が弱くなる」
  2. 「トレンドは形成直後が一番勢いが強い」
  3. 「長期足は常に短期足を支配している(短期足は長期足に逆らえない)」

今回だけでも3つの原理原則をお伝えしましたね。

 

相場が動く原理原則に合わせたトレードをすれば、結果としてそれが手法となります。

ただそれが、「順張り」か「逆張り」かというだけのことなのでとってもシンプルですよね。

 

今回は文章と画像での説明だったので少しイメージしづらいところもあったと思いますが、【全10回】デイトレーダー養成講座『TCM』では実際のチャート画面を使った動画での解説も行なっているので、よかったら参加してみてください。

 

ではでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

デイトレーダー れんじ

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