どうも、デイトレーダーのれんじです。
この記事では、僕も使っているFXの海外口座であるXMTrading(=以下XM)のスプレッドについてまとめていきます。
「XMを始めとする海外口座は国内口座に比べてスプレッドが広いって聞くけれど、実際のところはどうなの?」と気になっている人は多いです。
かくいうあなたもそうではないでしょうか?
結論から言ってしまうと、XMのスプレッドは国内口座に比べて確かに広いです。
しかし、デイトレードにおいてXMのスプレッドの広さは気になりません。
重要なのはスプレッドの広さではなく、そのスプレッド幅があなたのトレードにどう影響するかというところなんです。
そこで今回は、XMの全通貨ペアのスプレッドや国内口座との比較、さらにそれらを踏まえた上で僕がXMを選んだ理由についてお伝えしていきます。
XMについて調べていたり、使う口座に迷ったりしている場合にはぜひ参考にしてみてくださいね。
XMのスプレッド一覧
ここからはXMのスプレッドについて、全通貨ペアを一覧でまとめていきます。
ちなみに2018年8月の段階でXMが取り扱っている通過ペアの数は57です。
主要な国内口座だと通貨ペアの数は20くらいのところが多いので、これはかなり多い数だと言えます。
そしてもう1つ確認しておきたいのが、XMのスプレッドは変動制であるということです。
たとえばアメリカの雇用統計などの経済指標が発表されて値動きが大きくなるような場合には、一時的にスプレッドが広がる場合があります。
そのため、ここでは平均スプレッドをまとめていきますので、その点はご了承ください。
また、XMには下記の3つの口座タイプがあります。
- XMスタンダート口座
- XMマイクロ口座
- XM Zero(ゼロ)口座
このうちメインとなるスタンダード口座と小ロット用のマイクロ口座のスプレッドは基本的に同じなのですが、Zero(ゼロ)口座のみ他2つに比べてスプレッドが狭く抑えられています。
なぜかというと、Zero(ゼロ)口座では1回の取引毎に決まった手数料を支払うシステムになっていて、その分スプレッドが狭く設定されているからなんです。
その辺りについてもこれから詳しく解説していきますね。
XMスタンダート口座、マイクロ口座のスプレッド一覧
XMのスタンダート口座、マイクロ口座のスプレッドは下の表のとおりです。
スタンダート口座、マイクロ口座については別途の手数料はかかりません。
そのため、平均スプレッドのみを参考にしていただければ大丈夫です。
XM スタンダート口座、マイクロ口座スプレッド一覧表
No | 通貨ペア | 通貨ペア名 | 最低スプレッド | 平均スプレッド |
1 | AUDCAD | 豪ドル/カナダドル | 2.1pips | 3.0pips |
2 | AUDCHF | 豪ドル/スイスフラン | 1.2pips | 3.5pips |
3 | AUDJPY | 豪ドル/円 | 1.0pips | 3.0pips |
4 | AUDNZD | 豪ドル/NZドル | 1.4pips | 4.5pips |
5 | AUDUSD | 豪ドル/米ドル | 1.0pips | 1.8pips |
6 | CADCHF | カナダドル/スイスフラン | 2.4pips | 3.7pips |
7 | CADJPY | カナダドル/円 | 1.3pips | 3.4pips |
8 | CHFJPY | スイスフラン/円 | 1.0pips | 3.4pips |
9 | CHFSGD | スイスフラン/シンガポールドル | 2.2pips | 25.0pips |
10 | EURAUD | ユーロ/豪ドル | 2.3pips | 3.8pips |
11 | EURCAD | ユーロ/カナダドル | 2.1pips | 3.5pips |
12 | EURCHF | ユーロ/スイスフラン | 1.7pips | 2.9pips |
13 | EURDKK**** | ユーロ/デンマーククローネ | 10.6pips | 23.0pips |
14 | EURGBP | ユーロ/ポンド | 1.0pips | 2.0pips |
15 | EURHKD**** | ユーロ/香港ドル | 7.4pips | 33.0pips |
16 | EURHUF | ユーロ/ハンガリーフォリント | 8.0pips | 30.0pips |
17 | EURJPY | ユーロ/円 | 1.0pips | 2.6pips |
18 | EURNOK | ユーロ/ノルウェークローネ | 13.5pips | 69.7pips |
19 | EURNZD | ユーロ/NZドル | 2.8pips | 6.7pips |
20 | EURPLN | ユーロ/ポーランドズロチ | 29.9pips | 47.0pips |
21 | EURRUB**** | ユーロ/ロシアルーブル | 16.5pips | 420.0pips |
22 | EURSEK | ユーロ/スウェーデンクローナ | 17.7pips | 55.0pips |
23 | EURSGD | ユーロ/シンガポールドル | 2.4pips | 16.3pips |
24 | EURTRY**** | ユーロ/トルコリラ | 11.1pips | 45.0pips |
25 | EURUSD | ユーロ/米ドル | 1.0pips | 1.6pips |
26 | EURZAR | ユーロ/南アフリカランド | 24.8pips | 130.0pips |
27 | GBPAUD | 英ポンド/豪ドル | 1.2pips | 3.9pips |
28 | GBPCAD | 英ポンド/カナダドル | 1.5pips | 5.2pips |
29 | GBPCHF | 英ポンド/スイスフラン | 1.6pips | 4.0pips |
30 | GBPDKK**** | イギリスポンド/デンマーククローネ | 3.0pips | 49.0pips |
31 | GBPJPY | 英ポンド/円 | 1.0pips | 3.5pips |
32 | GBPNOK | 英ポンド/ノルウェークローネ | 13.0pips | 80.0pips |
33 | GBPNZD | 英ポンド/NZドル | 3.5pips | 8.0pips |
34 | GBPSEK | 英ポンド/スウェーデンクローナ | 33.0pips | 90.0pips |
35 | GBPSGD | 英ポンド/シンガポールドル | 4.2pips | 20.0pips |
36 | GBPUSD | 英ポンド/米ドル | 1.0pips | 2.3pips |
37 | NZDCAD | NZドル/カナダドル | 3.1pips | 4.5pips |
38 | NZDCHF | NZドル/スイスフラン | 2.1pips | 5.0pips |
39 | NZDJPY | NZドル/円 | 1.4pips | 5.0pips |
40 | NZDSGD | NZドル/シンガポールドル | 3.4pips | 20.0pips |
41 | NZDUSD | NZドル/米ドル | 1.1pips | 3.0pips |
42 | SGDJPY | シンガポールドル/円 | 3.3pips | 20.0pips |
43 | USDCAD | 米ドル/カナダドル | 1.0pips | 2.1pips |
44 | USDCHF | 米ドル/スイスフラン | 1.0pips | 2.4pips |
45 | USDCNH**** | 米ドル/オフショア人民元 | 1.8pips | 3.0pips |
46 | USDDKK**** | 米ドル/デンマーククローネ | 2.0pips | 30.0pips |
47 | USDHKD**** | 米ドル/香港ドル | 1.1pips | 2.8pips |
48 | USDHUF | 米ドル/ハンガリーフォリント | 10.1pips | 25.0pips |
49 | USDJPY | 米ドル/円 | 1.0pips | 1.6pips |
50 | USDMXN | 米ドル/メキシコペソ | 17.0pips | 110.0pips |
51 | USDNOK | 米ドル/ノルウェークローネ | 5.2pips | 55.0pips |
52 | USDPLN | 米ドル/ポーランドズロチ | 7.2pips | 35.0pips |
53 | USDRUB**** | アメリカドル/ロシアルーブル | 18.5pips | 420.0pips |
54 | USDSEK | 米ドル/スウェーデンクローナ | 2.9pips | 49.0pips |
55 | USDSGD | 米ドル/シンガポールドル | 3.0pips | 20.0pips |
56 | USDTRY**** | 米ドル/トルコリラ | 6.9pips | 35.0pips |
57 | USDZAR | 米ドル/南アフリカランド | 11.5pips | 11.0pips |
**** 全ての口座タイプにおいて、EURDKK、EURHKD、GBPDKK、USDDKK、USDHKD、USDCNH、USDTRY、EURTRY、EURRUBおよびUSDRUBのレバレッジは、MT4プラットフォームでは1:50を最大とし、MT5プラットフォームでは1:50に設定されています。
(参考:XM公式サイト)
以上がXMのスタンダード口座、マイクロ口座使用時の平均スプレッドです。
XMで取り扱っている全通貨ペアを載せていますので、自分が取引したい通貨ペアのスプレッドを確認しておくといいですね。
XM Zero(ゼロ)口座のスプレッド一覧
ここからはXMのZero口座のスプレッドと手数料をご紹介していきます。
Zero(ゼロ)口座では1ロット(10万通貨)の取引につき、片道5通貨の手数料が別途かかりますので注意してください。
片道5通貨というのは、たとえば米ドル/円で10万通貨の買いポジションを持ったときにまず5通貨、そしてそのポジションを決済したときにまた5通貨の手数料がかかるということです。
つまり、ポジションを持って決済するという流れで、合計10万通貨あたり10通貨分の手数料がかかるということですね。
ちなみに手数料の通貨については、通貨ペアの左側が通貨単位になります。
米ドル/円の取引なら、10万通貨の往復取引で10ドルが手数料になるということです。
10通貨(10ドル)は、米ドル/円=100円のとき日本円で約1,000円になります。
そしてもちろん、取引量が10万通貨に満たなくても、5万通貨の取引なら片道で2.5通貨分というように、常に手数料計算は適用されます。
それを踏まえて、下の表のスプレッドを見ていきましょう。
XM Zero(ゼロ)口座スプレッド一覧表
No | 通貨ペア | 通貨ペア名 | 平均スプレッド |
1 | AUDCAD | 豪ドル/カナダドル | 1.3pips |
2 | AUDCHF | 豪ドル/スイスフラン | 0.6pips |
3 | AUDJPY | 豪ドル/円 | 0.6pips |
4 | AUDNZD | 豪ドル/NZドル | 1.1pips |
5 | AUDUSD | 豪ドル/米ドル | 0.4pips |
6 | CADCHF | カナダドル/スイスフラン | 1.4pips |
7 | CADJPY | カナダドル/円 | 1.1pips |
8 | CHFJPY | スイスフラン/円 | 1.5pips |
9 | CHFSGD | スイスフラン/シンガポールドル | 6.5pips |
10 | EURAUD | ユーロ/豪ドル | 1.0pips |
11 | EURCAD | ユーロ/カナダドル | 1.5pips |
12 | EURCHF | ユーロ/スイスフラン | 0.8pips |
13 | EURDKK**** | ユーロ/デンマーククローネ | 7.0pips |
14 | EURGBP | ユーロ/ポンド | 0.8pips |
15 | EURHKD**** | ユーロ/香港ドル | 10.0pips |
16 | EURHUF | ユーロ/ハンガリーフォリント | 18.0pips |
17 | EURJPY | ユーロ/円 | 0.6pips |
18 | EURNOK | ユーロ/ノルウェークローネ | 25.0pips |
19 | EURNZD | ユーロ/NZドル | 2.2pips |
20 | EURPLN | ユーロ/ポーランドズロチ | 27.0pips |
21 | EURRUB**** | ユーロ/ロシアルーブル | 280.0pips |
22 | EURSEK | ユーロ/スウェーデンクローナ | 25.0pips |
23 | EURSGD | ユーロ/シンガポールドル | 9.0pips |
24 | EURTRY**** | ユーロ/トルコリラ | 23.0pips |
25 | EURUSD | ユーロ/米ドル | 0.1pips |
26 | EURZAR | ユーロ/南アフリカランド | 106.0pips |
27 | GBPAUD | 英ポンド/豪ドル | 2.0pips |
28 | GBPCAD | 英ポンド/カナダドル | 2.2pips |
29 | GBPCHF | 英ポンド/スイスフラン | 1.6pips |
30 | GBPDKK**** | イギリスポンド/デンマーククローネ | 20.0pips |
31 | GBPJPY | 英ポンド/円 | 0.9pips |
32 | GBPNOK | 英ポンド/ノルウェークローネ | 61.0pips |
33 | GBPNZD | 英ポンド/NZドル | 4.0pips |
34 | GBPSEK | 英ポンド/スウェーデンクローナ | 47.0pips |
35 | GBPSGD | 英ポンド/シンガポールドル | 13.0pips |
36 | GBPUSD | 英ポンド/米ドル | 0.5pips |
37 | NZDCAD | NZドル/カナダドル | 1.9pips |
38 | NZDCHF | NZドル/スイスフラン | 1.8pips |
39 | NZDJPY | NZドル/円 | 1.2pips |
40 | NZDSGD | NZドル/シンガポールドル | 5.0pips |
41 | NZDUSD | NZドル/米ドル | 0.8pips |
42 | SGDJPY | シンガポールドル/円 | 5.7pips |
43 | USDCAD | 米ドル/カナダドル | 0.6pips |
44 | USDCHF | 米ドル/スイスフラン | 0.5pips |
45 | USDDKK**** | 米ドル/デンマーククローネ | 7.9pips |
46 | USDHKD**** | 米ドル/香港ドル | 0.5pips |
47 | USDHUF | 米ドル/ハンガリーフォリント | 14.0pips |
48 | USDJPY | 米ドル/円 | 0.1pips |
49 | USDMXN | 米ドル/メキシコペソ | 50.0pips |
50 | USDNOK | 米ドル/ノルウェークローネ | 28.0pips |
51 | USDPLN | 米ドル/ポーランドズロチ | 24.0pips |
52 | USDRUB**** | アメリカドル/ロシアルーブル | 290.0pips |
53 | USDSEK | 米ドル/スウェーデンクローナ | 24.9pips |
54 | USDSGD | 米ドル/シンガポールドル | 6.5pips |
55 | USDTRY**** | 米ドル/トルコリラ | 15.0pips |
56 | USDZAR | 米ドル/南アフリカランド | 8.0pips |
**** 全ての口座タイプにおいて、EURDKK、EURHKD、GBPDKK、USDDKK、USDHKD、USDCNH、USDTRY、EURTRY、EURRUBおよびUSDRUBのレバレッジは、MT4プラットフォームでは1:50を最大とし、MT5プラットフォームでは1:50に設定されています。
(参考:XM公式サイト)
XMのスプレッドの変動について
ここまでスプレッドの一覧を紹介してきましたが、このスプレッドはリアルタイムで変動します。
経済指標の発表などで値動きが大きくなってしまうときには、スプレッドが大幅に拡がってしまうこともあるんです。
特にスプレッドが大きく開いてしまいやすいのは、主に以下のような状況のときです。
- レートが急激に動いているとき(経済指標の発表時や大きなニュースが出たとき)
- 相場の流動性が低いとき(早朝などの取引人数が少ないとき)
これらの時間帯には、変動制を採用している口座ではスプレッドが大きく拡がってしまう恐れがあります。
そのため取引をするときにはその都度スプレッドの確認をしておいた方がいいですね。
XMと国内主要口座のスプレッドを比較
ここからは日本で多く取引されている主要9通貨について、XMと国内主要口座のスプレッドの比較を行っていきます。
比較先として選んだ国内口座は「DMMFX」、「外為オンライン」、「外為どっとコム」です。
いずれも高い国内シェアを誇っている大手のFX口座ですね。
これらの口座とXMのスプレッドを比較する9通貨は、以下のとおりです。
リンクになっていますので、気になる通貨ペアがあればクリックして確認してみてください。
それでは順番にスプレッドを比較していきましょう。
USDJPY(米ドル/円)
口座名 | 平均スプレッド |
XMスタンダード口座、マイクロ口座 | 1.6pips |
XM Zero(ゼロ)口座 | 0.1pips |
DMMFX | 0.3pips |
外為オンライン | 1.0pips |
外為どっどコム | 0.3pips |
EURUSD(ユーロ/米ドル)
口座名 | 平均スプレッド |
XMスタンダード口座、マイクロ口座 | 1.6pips |
XM Zero(ゼロ)口座 | 0.1pips |
DMMFX | 0.4pips |
外為オンライン | 1.0pips |
外為どっどコム | 0.4pips |
EURJPY(ユーロ/円)
口座名 | 平均スプレッド |
XMスタンダード口座、マイクロ口座 | 2.6pips |
XM Zero(ゼロ)口座 | 0.6pips |
DMMFX | 0.5pips |
外為オンライン | 2.0pips |
外為どっどコム | 0.5pips |
GBPUSD(英ポンド/米ドル)
口座名 | 平均スプレッド |
XMスタンダード口座、マイクロ口座 | 2.3pips |
XM Zero(ゼロ)口座 | 0.5pips |
DMMFX | 1.0pips |
外為オンライン | 3.0pips |
外為どっどコム | 1.0pips |
GBPJPY(英ポンド/円)
口座名 | 平均スプレッド |
XMスタンダード口座、マイクロ口座 | 3.5pips |
XM Zero(ゼロ)口座 | 0.9pips |
DMMFX | 1.0pips |
外為オンライン | 3.0pips |
外為どっどコム | 1.0pips |
AUDUSD(豪ドル/米ドル)
口座名 | 平均スプレッド |
XMスタンダード口座、マイクロ口座 | 1.8pips |
XM Zero(ゼロ)口座 | 0.4pips |
DMMFX | 0.9pips |
外為オンライン | 2.0pips |
外為どっどコム | 0.9pips |
AUDJPY(豪ドル/円)
口座名 | 平均スプレッド |
XMスタンダード口座、マイクロ口座 | 3.0pips |
XM Zero(ゼロ)口座 | 0.6pips |
DMMFX | 0.7pips |
外為オンライン | 3.0pips |
外為どっどコム | 0.7pips |
NZDUSD(NZドル/米ドル)
口座名 | 平均スプレッド |
XMスタンダード口座、マイクロ口座 | 3.0pips |
XM Zero(ゼロ)口座 | 0.8pips |
DMMFX | 1.6pips |
外為オンライン | 6.0pips |
外為どっどコム | 1.6pips |
NZDJPY(NZドル/円)
口座名 | 平均スプレッド |
XMスタンダード口座、マイクロ口座 | 5.0pips |
XM Zero(ゼロ)口座 | 1.2pips |
DMMFX | 1.2pips |
外為オンライン | 6.0pips |
外為どっどコム | 1.2pips |
以上がXMと国内口座のスプレッド比較です。
これらの比較表を見ていただけると分かるとおり、XMは国内口座に比べるとややスプレッドが広いといえます。
そのため、これだけを見ると国内口座を使う方が良く見えるかもしれませんね。
しかし国内口座のスプレッドの狭さには、実はネガティブなうわさがあるのをご存知でしょうか?
FX会社には、「DD方式」と「NDD方式」というものがあります。
国内口座の多くはこのうちDD方式というものを採用しているのですが、これが問題になる可能性があるんですね。
まずDD方式を簡単に説明すると、市場に注文が行く前にFX会社を経由するという方式です。
「トレーダー ⇒ FX会社 ⇒ 市場」というのが普通の流れなのですが、DD方式の場合、市場に注文を出さずにトレーダーとFX会社間だけで取引を済ませてしまうこともあるんですね。
ちなみに最終的に注文を市場に出すかどうかはFX会社が独断で決めています。
たとえば同じ量の買い注文と売り注文が来た場合は、FX会社内で注文を相殺させてしまい、市場を経由しないということもあるわけです。
あまり詳しく説明しだすと今回の主旨であるスプレッドの話題から離れてしまいますので簡潔に説明しますね。
このDD方式の場合、FX会社はトレーダーが負ければ負けるほど利益が出るという構造をしているんです。
つまり、狭いスプレッドの裏で、トレーダーの負け分からも利益を得ているのがDD方式なんですね。
そのため国内口座の場合、「FX会社側でトレーダーが不利になるような操作が行われているのではないか?」と疑う人も多くいます。
一方、XMが採用しているのはNDD方式というものです。
NDD方式の場合、FX会社はあくまでもトレーダーと市場の間を仲介するだけで注文の操作を行いません。
つまり顧客が出した注文はすべて市場に行くということですね。
NDD方式を採用しているFX会社は、スプレッドや手数料からしか利益を得ることはできまぜん。
そのためNDD方式のFX口座を使っている場合、DD方式の口座に比べて非常にクリーンな環境で相場取引を行うことができるんです。
DD方式を採用している国内FX会社は顧客の負け分からも利益を得ており、NDD方式を採用しているXMは純粋にスプレッドや手数料だけで利益を得ている。
このDD方式とNDD方式の違いが、スプレッドの広さに表れているわけですね。
スプレッドを比較後に僕がXMを選んだ3つの理由
XMのスプレッドを国内主要口座のスプレッドと比較した上で、僕がXMを選んだ理由は以下の3つです。
- ゼロカットシステム
- ハイレバレッジ
- デイトレードではスプレッドが気にならない
ここまでXMのスプレッドについてお伝えしてきた通り、スプレッドだけを見ると確かに国内口座の方が狭いです。
しかし、それを踏まえても余りあるメリットがXMにはあるんです。
では1つずつ説明していきますね。
XMを選んだ理由1.
ゼロカットシステム
XMを使う大きなメリットに、「ゼロカットシステム」というものがあります。
ゼロカットシステムを簡単に説明すると、どんなにひどい負け方をしても、追証が来ない(借金にならない)というシステムです。
たとえば口座に10万円の資金を入れていたとしましょう。
そして、相場の急激な変動によって、マイナスが15万円出てしまったとします。
このとき国内口座を始めとするゼロカットシステムのない口座を使っていた場合、差額の5万円をFX会社に対して支払わなければならなくなります。
手元にお金がない場合、最悪借金になってしまいますね。
しかし、ゼロカットシステムのあるXMなら、どんなにマイナスになったとしても口座内に入っている10万円以上の損失は出ません。
たとえ口座残高がマイナス1,000万円になっても、XM側がマイナス分を負担してくれるので一切追証は発生しないんです。
つまり、どんなに口座残高がマイナスになっても借金になってしまう心配がないということですね。
これがXMの大きなメリットの1つであるゼロカットシステムです。
XMを選んだ理由2.
ハイレバレッジ
XMでは、最大888倍のレバレッジをかけることができるというメリットもあります。
もしかするとあなたは、「ハイレバレッジ=危険」というふうに思っているかもしれませんが、実際はそうではありません。
FXにおいて危険なのは、自分自身の欲をコントロールできないことです。
確かに自分の欲求に踊らされてハイレバレッジを使ってしまうと、それは危険なことかもしれません。
しかし、レバレッジの仕組みをきちんと理解し、自分の欲求をコントロールすることができれば、ハイレバレッジはとても強力な武器になるんです。
ハイレバレッジをうまく活用できれば、少ない金額で高利益を狙うこともできますし、不本意な強制ロスカットを回避することもできます。
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「ハイレバレッジ=危険」と言われる理由とホントのところ
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XMが誇る最大888倍のハイレバレッジは、僕たちトレーダーにとってとても大きなメリットになります。
XMを選んだ理由3.
デイトレードではスプレッドが気にならない
そもそもの話ですが、僕はトレードをしている上で、XMのスプレッドの広さを気にしたことがありません。
確かにXMのスプレッドは国内口座より広めですが、ことデイトレードにおいては、気にするほどの広さではないんです。
その上で、先にお話したように「ゼロカットシステム」と「ハイレバレッジ」という大きなメリットがXMにはあります。
「そういうことならXMを使わない手はない!」というのが僕の判断でした。
なにせ、大きなメリットに対してデメリットは気にならない程度のものですからね。
実際にデイトレードをしてみるとわかると思いますが、デイトレードにおいてXMのスプレッドの広さなんて誤差みたいなものです。
スイングトレードでは、もっと気にならないですね。
スキャルピングで1日に何度も取引をするというのであれば話は別ですが、あなたも僕と同じデイトレードをしていこうと考えているのなら、この程度のスプレッドは大したデメリットにならないのではないでしょうか。
少なくとも僕は、現在進行形でなんのデメリットも感じていません。
【まとめ】XMのスプレッドってどうなの?
今回の記事では、XMのスプレッドについて詳しくまとめてきました。
その上で結論を出すなら、「デイトレードにおいてXMのスプレッドの広さは一切気にならない」ということです。
実際、僕もXMを使っていますが、XMのスプレッドを広いと感じたことは1度もありません。
また、その上でXMには2つの大きなメリットがあります。
- 追証がない(借金にならない)ゼロカットシステム
- 最大888倍のハイレバレッジ
正直、この2つのメリットが大きすぎて、僕は今のところXM以外の口座を使う気にはなれません。
さらにXMではMT4の使用が可能なのも嬉しいところです。
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【XM・レビュー】FXで借金を負うリスクをゼロにする
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XMは、特にデイトレーダーにはおすすめなFX口座です。
もし口座に迷っているのなら、ぜひ候補に入れてみてください。
また、ハイレバレッジの具体的な効果性などについては僕の無料メール講座の中で詳しく解説しているので、よかったらこちらも参考にしてみてくださいね。
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
デイトレーダー れんじ